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2017年9月6日水曜日

Nikon Lite Touch Zoom 120ED リング状光線漏れ

リング状光線漏れ???
この写真を見てびっくり
「なんじゃこりゃ!!」


 ネットを探してもこんな写真は出てこない

 Nikon に聞いても「修理不能」と言われるし

 分解大好きなのでばらしました
下の写真の黒いリングが鏡筒の根元に
はまっていなかったのが原因でした

 これが正しい映像です

きっと前回ばらしたときに
私が組み間違ったのでしょう
試写する前にライトを当ててみれば
防げたミスでした

ついでにファインダーのごみを取ります
その前にばらし方の映像を

 ボディーのビスをすべて外します
下の写真の枠を外しますがその前に
前部カバーを少し緩めておきます

  底面の三脚穴部分に
前部カバーの引っ掛かりがある

 ネジ穴部分

 ビス穴部分を外す

 前部カバーの下に引っ掛かりがある

 裏側上部枠が外れました

前部カバーも外します

 参考までに写真を多めに載せておきます














 ファインダーに糸くずみたいなごみがありました
隙間からエアーで吹き飛ばそうと
しましたがうまく行かず
調整用窓のテープをはがして
ブローしたら見事に消えた?
さすがに「made in china」です

一難去ってまた一難
リボンケーブル(フレキシブル・ケーブル)が
パキンと切れてしまった

 裏ブタのヒンジを抜いて裏ブタを外します

 フラッシュのコンデンサーは 330V 230mf 
感電するとかなりショック(危険)
があります
放電させるかゴム手袋をお勧めします


 リボンケーブルをバイパスさせようとしましたが
あきらめて直接配線することにしました

 こちらがズームボタンの裏側

 つなぎ方は番号通りです
黄色い線はつながっています

 配線は UEW ポリウレタン銅線の 
0.32mm L-20 を使いました
いわゆる「エナメル線」です

 はんだごての技術が稚拙でひどいものですが
自分で使うものなのでOKとします



 ズーム機能は復活したのですが
一難去ってまた一難
どうやら作業中にコンデンサーをショート
させた模様で充電ができなくなりました。
代わりのコンデンサーを探しましたが
同じ規格のものは見当たりません。

ジャンク品から移植するしかなさそうです。


今回はここまで
完全復活にはなりませんでしたが
良い勉強ができました

裏ブタにボタン類のある古いカメラは
リボンケーブルの断線リスクがあるので
これからは回避しようと思いました

このカメラ、EDレンズを搭載していて
なかなか良い映りをしていました



2017年2月5日日曜日

TAMROM 28-70mm 3.5-4.5 59A

TAMRON 28-70mm f3.5-4.5 59A 
とてもコンパクトな常用ズーム・レンズ
レンズに点カビがあるのでレストアしました


ネームプレートは樹脂製で接着材で張り付いています
無水アルコールではがれますが接着剤があちこちに
くっついて大変でした
接着剤は溶剤で除去しました

 レンズ押さえプレートのビスを外します
ビスは接着されているので無水アルコールで溶かしてから緩めます

前部レンズブロックが外れました



マウント側からパネルを外します






レンズ押さえキャップを外します
キャップはプラ製



絞り機構リングを注意深く外します

レンズブロックに吸盤オープナーをかぶせて回します
ここも事前に無水アルコールで緩めておきます

後部レンズブロックが外れました
後部レンズは両端部のみクリーニングしました

前部レンズブロックをばらしてクリーニングしました


完了しました




 絞り機構はそのままでOKでしたのでレストアは比較的簡単にできました
TAMRON のレンズはみなネジが固いので注意しないと簡単にナメてしまします
このレンズはレンズを固定する部材が樹脂製なのでメガネ・レンチは使いませんでした
作例は後程アップする予定です