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2021年9月8日水曜日

Leidolf カメラ・ケースの作製


Leidolf カメラ・ケースの作製

その①

Leidolf のカメラ・ケースを作りました

試行錯誤しましたので、長くなります

Leidolf automatic UNIMARK Ⅰ は
ストラップのためのアイレットが無い
ヨーロッパモデルにはアイレットがついているが
アメリカモデルにはついていないようで
このカメラもアイレットがついていない


対策を考えた
分解して他のカメラからアイレットを移植する
革でケースを作る
他のカメラのケースを流用する
3つの方法がありそう

今回入手した個体がきれいな個体だったので
カメラ本体にメスを入れるのには忍びなく
カメラケースを独自に作ることにした
レザークラフトの経験が無いため、ハードルは高い

ちなみに購入したレザークラフトの道具、材料などの費用は
カメラ本体の入手費用を軽く上回る

カメラケースの作成でネットを見ても
完成した写真やプロが作った製品がヒットするだけで
詳細は見当たらなかった

結果から

試作品 ①
(失敗作)



試作品 ②
 (なんとか機能する程度)



試作品 ③
(まあ、いいか)



製作過程・詳細は次回に掲載します



まとめ


ストラップ位置はカメラの重心を見ながら
決める必要がある

駒合わせ縫いは製作回数を増やすごとに
良くなっていくような気がする

レザークラフトは金属加工とは違い
設計図通りにはいかない
現物合わせが大事だということを痛感した
ここが技量のかなめだと思う

時間があれば他のカメラのケースや
ストラップを作ってみよう

レザー・クラフトとしては
馬蹄型コインケースにチャレンジする予定
馬蹄型コインケースは
作り手の技量が判る作品とのこと


参考にしたサイト

材料
A4サイズ・ヌメ革・2mm
ETSUMI ストラップアダプター デュアルポイント
SmallRig Camera Fixing Screw 973 1/4インチネジ

カッター
OLFA rotary cutter
OLFA 57B コンパス・カッター
NTカッター KT-2000GP 革たち

レザー・クラフト
その他 いろいろ















2020年7月25日土曜日

Leidolf って言うカメラ・メーカーがあったんだ

Leidolf Wetzlar automatic UNIMARK Ⅰ と言うカメラ


Wetzlar と言えば泣く子も黙る「Leica」の設立された街です
他には小さいカメラで有名な「Minox」の拠点があり、もう一つが
この「Leidolf」と言うメーカーです
「Leidolf」はのちに「Leica」と合併したらしいのです
今回入庫した個体はとてもきれいな、ほとんど「未使用」にも見えます

レンジ・ファインダー、距離計なし、セレン露出計は生きていました

ファインダー倍率は1:1の素通しだと思います
レンズはToriplon 50mm f2.8

フィルム巻き上げはこのカメラのキーポイント
右上のレバーを時計回りに2回まわすと
フィルム巻き上げとシャッター・チャージが完了します
この巻き上げる感覚がまるで時計でも巻いているような
「機械を巻いている」感覚で私は好きです

絞り環の黒いレバーを押しながら回すと
露出計の四角いインジケーターが動き
下の指針に合わせると適正露出となります
フィルム・カウンターの下のボタンを押しながら
左端の巻き戻しノブを引き上げて時計方向に巻くことで
フィルムの巻き戻しが出来ます

底面のレバーを「O」に合わせて下にスライドさせると
バック・カバーが外れます

スプールは逆巻きで特に変わったところはありません

中もきれいです

モルトは使っていません

赤いダイヤ・マークに絞りを「8」にすれば
3mから8mぐらいは被写界深度に入ります
あるいは6mから∞も入ります
残念ながら距離表示はf(フィート)ですが、ボケ防止にいいかも

等倍ファインダーを右目で覗き両目を開けてシャッターを切る
フォーカスも露出もアバウトで、ファインダーに集中する
慣れればノー・ファインダーでも
行けそうな、スナップ・シューターになりそうです

60年ほど前のカメラですが作りの良さや質感など
さすがにドイツのクラフトマン・シップがうかがえます
バランスも良いしルックスも私好み
前から見ると巻き上げレバーが猫のミミみたいに私には見えます

カメラの写り具合と大きな問題(アイレットが無い)については次回に