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2017年9月13日水曜日

Canon Autoboy N130Ⅱ manual

Canon N130Ⅱ の「取説」あるいはマニュアルが見当たりません

いろいろ探してそれに近いものが見つかりました

大まかな使い方はわかるのですが
いくつか補足的に説明してみます

なお私の説明が間違っていたとしても
一切の責任は負いませんのでご了承ください

日付の設定方法はメーカーが紹介していましたが
今は閉鎖されています

MODE ボタンのRT について

RTはリアルタイム・レリーズのことで私なりに補足します
シャッターボタンを半押するとフォーカスが作動し
さらにボタンを押すとシャッターが切れます。

他のモードはシャッターを押した後
フォーカス動作、シャッター作動となります
つまりボタンを押してからシャッターが切れるまで
タイムラグが発生し、これを回避するのが
RT MODE ということになります。
ちなみにCF Custom Function に
RT を常用する設定があります

露出補正について

フラッシュ設定ボタンを押していくと
Flash OFF になり
その次 Flash OFF +1.5
Flash OFF -1.5 になります

CF Custom Function  Mode について
電源OFF
セルフタイマーボタンを押しながら
フラッシュ設定ボタンを押すと
CF Mode に入ります
ズームボタンのアップ側ボタンを押すことで
CF1→CF2→CF3→CF4→CF5→CF1
と巡回します
逆は回りません
フラッシュ設定ボタンを押すことで
「0」OFF  「1」ON  を繰り返します
電源ON で設定終了です


CF1:Real-Time Release
リアルタイム撮影を常用する設定
シャッター動作をReal-Time に固定するモードです

CF2:Shooting Mode & Flash Mode Memory
撮影モードとフラッシュモードを記憶しておく設定
これはコンパクト・カメラには割と少なくて
とても便利な機能です

CF3:Disabling Automatic Film Rewind
フィルムが終わると自動で巻き取るのを
キャンセルする設定
劇場や静かな公共の場所で突然
巻き戻し動作に入ると音が気になるため
これを回避する設定です

CF4:Center-Point AF
フォーカスエリアを中央の一点にする設定
3点AF とありますがたぶん
フォーカスエリア内にあるのでしょう
それを1点にする設定だと思います
確定的にはわかりません

CF5:Continuous Shooting
連続撮影モードの設定
Continuous フォーカスのことかと
思ったら違いました
シャッターボタンを押し続けると
一枚約0.8秒での連続撮影ができる設定です
当然フラッシュはOFF になってないと
0.8秒の連写は出来ません


視度調節はファインダー横の
緑のインジケーターが兼ねています
グリーンのランプは
撮影準備完了・近距離警告・測距不能警告
だそうで

点灯→合焦
ゆっくり点滅→近距離警告(ピントが合わない)

素早く点滅→手ぶれ警告
Flash OFF のため暗すぎての手ぶれ警告

だと思います


それなりに多機能で非球面レンズを含む
4倍ズームレンズを搭載し良く写る

裏ブタにボタン類が無いので
リボンケーブルの切断リスクもない

こういうカメラが¥1,000未満で買えるなんて
良いんでしょうか???







2017年9月12日火曜日

Canon Autoboy N130 Ⅱ使ってみました

Canon Autoboy N130 Ⅱ

Sure Shot 130u Ⅱ Date (North America)
Prima Super 130u Date (Europe)

Canon のフィルム・カメラの中で最晩年
あたりに発売されたパッシブ方式
3点測距AiAFや非球面レンズの採用など
よく写ることは容易に想像がつきます



 裏ブタにボタンや表示が無いのはとても良い

 電池はCR2


 ズームは「ギュイーン」とここまで伸びます


 裏ブタと本体の間に
リボンケーブルはありません

 レンズには微細な汚れがありますが
きれいな状態です

使用したフィルムが期限切れのため
発色がcyanに転んでいますがご容赦ください

カメラの傾きには注意していたのですが
写りは右下さがりで縦横のラインが
微妙に歪んでいるように見えます






 フォーカスは脇の黄色い花びらに合っています

 色のりは良さそうです

 背景のボケもきれいだと思います


久しぶりに180度の虹が
出ましたが画面に入りきりません

「38-130mmの高画質3.4倍ズームレンズを
搭載しながらクラス最小レベルの
小型ボディーを実現」したカメラ

常用するには十分だと思いました

良く写ります

使い方は次回に


2017年9月6日水曜日

Nikon Lite Touch Zoom 120ED リング状光線漏れ

リング状光線漏れ???
この写真を見てびっくり
「なんじゃこりゃ!!」


 ネットを探してもこんな写真は出てこない

 Nikon に聞いても「修理不能」と言われるし

 分解大好きなのでばらしました
下の写真の黒いリングが鏡筒の根元に
はまっていなかったのが原因でした

 これが正しい映像です

きっと前回ばらしたときに
私が組み間違ったのでしょう
試写する前にライトを当ててみれば
防げたミスでした

ついでにファインダーのごみを取ります
その前にばらし方の映像を

 ボディーのビスをすべて外します
下の写真の枠を外しますがその前に
前部カバーを少し緩めておきます

  底面の三脚穴部分に
前部カバーの引っ掛かりがある

 ネジ穴部分

 ビス穴部分を外す

 前部カバーの下に引っ掛かりがある

 裏側上部枠が外れました

前部カバーも外します

 参考までに写真を多めに載せておきます














 ファインダーに糸くずみたいなごみがありました
隙間からエアーで吹き飛ばそうと
しましたがうまく行かず
調整用窓のテープをはがして
ブローしたら見事に消えた?
さすがに「made in china」です

一難去ってまた一難
リボンケーブル(フレキシブル・ケーブル)が
パキンと切れてしまった

 裏ブタのヒンジを抜いて裏ブタを外します

 フラッシュのコンデンサーは 330V 230mf 
感電するとかなりショック(危険)
があります
放電させるかゴム手袋をお勧めします


 リボンケーブルをバイパスさせようとしましたが
あきらめて直接配線することにしました

 こちらがズームボタンの裏側

 つなぎ方は番号通りです
黄色い線はつながっています

 配線は UEW ポリウレタン銅線の 
0.32mm L-20 を使いました
いわゆる「エナメル線」です

 はんだごての技術が稚拙でひどいものですが
自分で使うものなのでOKとします



 ズーム機能は復活したのですが
一難去ってまた一難
どうやら作業中にコンデンサーをショート
させた模様で充電ができなくなりました。
代わりのコンデンサーを探しましたが
同じ規格のものは見当たりません。

ジャンク品から移植するしかなさそうです。


今回はここまで
完全復活にはなりませんでしたが
良い勉強ができました

裏ブタにボタン類のある古いカメラは
リボンケーブルの断線リスクがあるので
これからは回避しようと思いました

このカメラ、EDレンズを搭載していて
なかなか良い映りをしていました